人間科学部こども学科 /Y・Sさん (石川県 金沢二水高出身)

教育現場での実践を積みながら、子どもや学級集団の見方・考え方を学ぶ

子どもについて学び、将来、自分のしたいことを明確に持ちたいと考え、人間科学部こども学科に入学しました。幼稚園教諭と小学校教諭の二つの教員免許状の取得を目指して履修計画を練りました。

「学級経営論」では、学級集団の現状を捉え、学級の成員へのアプローチの仕方を考えました。子どもにどんな力を身につけてほしいのか、そのために何をどのように行うのか、についてディスカッションを重ねていく中で、自分の目指す教師像と向き合うことができました。「保育内容(人間関係)」では、子どもの見方・考え方を学びました。それまで私は、子どもができること/できないこと、ばかりに目を向けていましたが、この講義を受けて子どもの持つ可能性の豊かさに気づかされました。広い視野を持って、子どものよさを積極的に見つけてこれを伸ばしていける教師を目指したいです。

「こどもフィールド演習」では、地域のイベント教室に参加したり、小学校で構成的グループエンカウンターの授業を行ったりしました。ゼミ内で、子どもの実態把握にもとづきどのような支援が必要かについてディスカッションして、知識を実践的な力に変えていけるようみんなで努力しました。その際、現場の小学校教員の先生にお話を伺う機会があり、大学の講義で学んだことを教育現場でどう活かしていけばよいのかについてアドバイスを受けたことも支えになりました。

入学時は、子どもに関わる仕事をしたい、という曖昧なイメージでしたが、こども学科で仲間と共に切磋琢磨しながら学んでいく中で、子どもたちが毎日行きたくなる楽しい学校をつくりたいという明確な目標を持つことができました。