人間科学部こども学科 /Y・Rさん (石川県 金沢桜丘高出身)

子どもの生活を支える大人の存在について学び、自分の進路の可能性を広げる

子どもが大好きで、将来は子どもと関わる仕事に就きたいと考え、こども学科に入学しました。

4年間の学びを振り返ってみますと、印象に残っている講義科目はたくさんあります。入学してすぐの「器楽」は、経験のなかったピアノに触れる貴重な機会となりました。基本から始まり、童謡、そして「器楽Ⅱ」に進んでクラシック曲を演奏するまでに成長することができましたし、何よりもピアノを好きになるという収穫がありました。「こどもの健康と安全」では、子どもが体調不良をおこしたり、ケガをしたりした際の対処法について実技を交えて学ぶことができました。「保育実習(保育所)」や「保育実習(施設)」では、現場に行くことでしか学ぶことのできない経験を多くすることができ、自分が将来、子どもとどのように関わる大人になりたいのか、について今一度考えるきっかけにもなったように思います。

入学当初は、子どもと関わる仕事イコール「保育士」と考えていたのですが、幅広い講義を通して、保育士や教員以外にも子どもと関わる仕事があることを知りました。私が児童養護の道に進みたいと決心するようになったきっかけは、「保育実習(施設)」の実習期間に、職員と子どもたちとの関係性の良さや施設の温かい雰囲気に心を動かされたことです。こども学科での4年間は、子どもの生活を支える大人の存在について知るきっかけになりましたし、何よりも自分の進路の可能性を広げるチャンスとなりました。