経済学部経済学科 /Y・Rさん (石川県 金沢桜丘高出身)

日本に必要な経済政策は何か? 見極める力を求めて政策論を学ぶ

経済政策や地域経済学などの政策分野について興味があり、政策についての学びを深めたいと思いました。また、本学は県内の私立大学で最もレベルの高い経済学科という評判もあり進学を決めました。
 
「経済政策論」では政府から求められている政策とその政策が経済に与える影響について学びました。独占市場や不完全競争の市場における問題点とその対策としての独占禁止法や各種規制のあり方について知る機会となりました。「応用国際経済学」では現代の国際社会を理解するうえで重要な国際貿易が行われる理由や、貿易政策が経済に与える影響について考えました。そして、「地域経済学」では地域における人口問題や地域間格差などの問題について、実際どのような解決が図られようとしているのかを学ぶ中で、自身の地域の課題解決へのノウハウを思考できました。

ゼミナールは経済政策論のゼミに所属し、データ分析の基礎を学びながら、それぞれのテーマについて発表したり、ゼミのメンバーと議論を重ねたりしました。現在は、国の統合型リゾート(IR)推進政策の是非についての問題を卒業研究のテーマとして、関連法律や地域経済に与えるインパクトについて調査しているところです。「地域経済論」で学んだ地域の産業構造についての理解が現在の調査で役にたっています。

経済学は理論やデータの分析に基づいて、これまでの政策を評価したり、新しい政策を提案したりすることが多い学問です。理論やデータから結論を導き出す手法は、情報社会の中で自身のキャリアを育んでいくことに活かしていけるのではないかと感じています。また、学問の内容だけではなく、ゼミナールでのゼミ長としての経験や、グループワークとして行った大阪の商店街調査の見聞も今後、活かしていきたいと思っています。