経済学部経済学科 /Y・Hさん (石川県 金沢二水高出身)

経済学から「地域」と「企業」の関係を考える

もともと経済分野の学習に興味があり、地元に根ざした質の高い講義が受けられると思い入学しようと考えました。
 
「地域創生論」の授業は、私のキャリア形成に大きな影響を与えたと思います。地方では少子高齢化の影響が顕著です。その中で、行政と民間の両方の視点から地元の立場に立って改革を進めるにはどうすればいいのかを学ぶ機会がありました。様々な人からお話を聞いたり意見交換できたりしたことは、私にとって貴重な経験でした。

「ミクロ経済学」、「マクロ経済学」も大いに役に立ちました。私は、文系出身で数学はあまり得意ではなく、最初は少し不安でしたが、基礎から丁寧に指導していただき、経済学の基本と仕組みについてまとまった知識を得られたと思っています。
ゼミナールの活動で、SDGsを通じた地元企業の取り組みを学びました。「地域」に対する企業や地方自治体の姿勢をより深く考える機会となりました。座学の講義では「このような支援をしている」「あんな活動をしている」と表面的に理解はできましたが、現場に足を運んで現場の人々の声を聞くことで、その施策がどれほどの効果を出しているのか、問題点を見つけたり、新たな改善点を見つけたりすることができ、考えが一層深まりました。

この3年間では主にSDGsについて学ぶことが多かったです。持続可能な社会とは何か、それに対して自分ができることは何か、見識を深めることができました。とりわけ、地元企業のSDGsに対する考え方や取り組みの実際を学べたのは大きな収穫でした。
これからは大学で学んだことを活かしながら、企業のSDGsの活動支援など自分なりのアイデアを社会に届け、貢献できればと考えています。