人間科学部スポーツ学科 /S・Hさん (京都府 京都外大西高出身)

新しいことにチャレンジして、コミュニケーションで理解を深める

入学してからの3年間で積極的に学ぶ姿勢が身についたことを実感しています。大学では高校のように先生が1から10まで教えてくれるのではなく、講義の中からヒントを得たうえで自らの力で考えて知識を身につけていく必要があるからです。入学当初は大学の授業スタイルに慣れておらず戸惑うこともありましたが、今では自分自身が感じた疑問を自分で追究する楽しさを感じ、このことが大学での深い学びにつながっていると思います。

スポーツ学科では「実技」科目が多くありますが、今まで経験したことがない競技を行ってみることで、様々な競技の知識が増えるだけでなく、他の競技で得た新しい視点が自身の専門の競技にも生かされることに気がつきました。さらに、「実技」科目では様々な専門種目を持つ学生とコミュニケーションを取ることができ、今まで私にはなかった見方や考え方を得ることができました。

「教育方法論」は、教員免許状取得のために必修科目ですが、実際に履修してみると、スポーツの指導と学校の教科の指導には共通する部分が多くあることに気づきました。「スポーツマネジメント演習」では、スポーツは「する」だけでなく、「みる」「支える」といった関わり方があることを学びました。特に、スポーツを「支える」分野では、指導するだけでなく、大会を企画運営したり、道具を製作したり、施設をつくったりなど、運営のノウハウも学びました。

卒業後の進路に関してですが、私は野球の指導者になりたいと思い入学しましたが、スポーツ学科での学びの中で、将来自分が何をしたいのか広い視野を持って考え直すきっかけになりました。現在は「専門ゼミナール」でスポーツイベントを企画・運営することを中心に学んでおり、将来もこの分野で活躍できる道を考えています。