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学長から学生へ 未来への投資—天恵も又忘れた頃にやって来る—

2020.05.05

未来への投資—天恵も又忘れた頃にやって来る—

学長 篠崎 尚夫
「天災は忘れた頃にやって来る」という。
人災も同じようにやってくる。
この際、天災と人災の区別はしない。
天災↔人災であるからだ。
「災」としよう。
 
「災」は、一つの「災」が他の「災」を引き起こす。
連鎖していき、気が付くと、思いもよらない悲劇を生む。
このことは、個人の生活における小さな出来事、延いては人類史の観点からも窺われる。
 
私たちは、どう対処してきただろう。
少なくとも、人類史的観点からは、私たちの先輩(先祖)は、否応なくかもしれないが、真摯に「災」と対峙し、切り抜けてきた。
そうでなければ、私たちはここにいない。
そうでなければ、こうして新たな「災」(未知)とも遭遇し得ない。
 
あらゆる意味で、いわゆる「未知との遭遇」が、私たちを試しているのである。
私たち「人間(人の間)」は、私たち個々の生活、精神的態度、その一つ一つが、どれほど影響し合うものなのか、それを知らされているのである。
私たちは何をしなければならないのか。
「災」を増幅させていくのか、それとも、ある時点より「福」と転じせしめられるのか…。
 
今、このとき、誰もが、夢中で生き抜こうとしている筈である。
あらゆる時間、あらゆる場所で、私たちは、各々の役割を果たそうと懸命な筈である。
そう、夢中、懸命に、「挑む対象に」立ち向かっている筈である。
 
それ故、
「天災は忘れた頃にやって来る」というが、
「天恵も又忘れた頃にやって来る」とも言いたい!
今こそ、今やれること、今やるべきことに集中しよう!
今なす事のすべては「未来への投資」となる、そう考えようではないか!
 
※本学は、「学生‐教員‐事務職員」三位一体となって、新たな「挑戦」(遠隔授業)を、5月7日より始めます!強かに挑んで行きましょう、金沢星稜大学の「未来への投資」に!