トピックス

【金沢星稜大学市民講座】(第91回)「リフレクション(reflection)のすすめ」を開催しました

2022.11.09

11月5日(土)

今回は、芥川 元喜 人間科学部こども学科 准教授が標題のテーマで講義を行いました。
リフレクション(reflection)とは、直接的にいうと振り返ることですが、本質は、ただ振り返るだけではなく、反省的思考に基づき、事象を客観化して熟考することである、との話がありました。講師は長年、小学校の先生を経験され、その経験を踏まえてこのことを研究のテーマに据えました。実際に小学校の教員を目指す学生を指導する際には、リフレクションの意義を伝えているとのことです。この「リフレクションのすすめ」にあるように、教育に関わる人が、子どもの何気ないしぐさや、子どもの状況を速やかに把握し、「状況との対話」を通して、子どもにとって善い、と思われることを判断して行動を起こしていくことは、とても大切なことではないかと思いました。

また、リフレクションは教育に限らず、あらゆる仕事にも通ずることであり、常に現在の状況を的確に把握し、より良いものに変えていくことが重要であると気づかされました。

最後に、本日参加してくださった一般の方の中には、他大学の先生、特別支援学校の先生や、退職された先生、医療者、子育て中の保護者の方がおられ、活発な意見が交わされました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

芥川 元喜准教授の研究紹介

【学内助成(個人研究)】
「養成教育としての授業リフレクションプログラムの提案と実践」

次回の市民講座は

「異文化コミュニケーション」
講師:ビセット ヘレン 短期大学部経営実務科 准教授

日時:11月26日(土) 13:30~15:00
場所:金沢星稜大学本館5階 A51