地域連携

【地域連携/連ゼミナール】輪島市立松風台保育所にて人形劇と歌&踊りを披露しました!

2024.08.29

2024年度『地域連携による地域貢献活動』推進事業に採択された「令和6年度能登半島地震で被災した保育園等において“楽しさ”を届ける活動」では、人間科学部こども学科の連ゼミナールを中心に、今後の震災復旧、復興において大学生だからできること、保育士等を目指す学生だからできること、音楽や表現などを専門とするゼミだからできることを模索しています。その中で今回は、輪島市門前町にある輪島市立松風台保育所を訪問し、人形劇と歌と踊りを披露しました。

松風台保育所は、現在も地震の影響でまだホールが使用できない状態です。ですが、保育士さんたちの工夫により、子どもたちが遊ぶことのできる環境が整えられていました。このような状況をお聞きして、自分たちに何ができるのかを考え、束の間ではありますが、子どもたちや保育士の方々がフフッと笑えるような“楽しい時間”を提供できないか話し合いを重ねました。

考えた内容は、人形劇「ブレーメンの音楽隊」と歌&踊り「ぼよよん行進曲」の披露です。ブレーメンの音楽隊で用いた歌では「どんなにつらいことがあっても、大丈夫、僕らには歌がある」(作詞/藤本ともひこ、作曲/中川ひろたか)や、ぼよよん行進曲では「どんな大変なことが起きたって、君の足のその下には とてもとても丈夫な“ばね”がついてるんだぜ、知ってた?」(作詞/中西圭三・田角有里、作曲/中西圭三)といった歌詞がついています。当日は、私たちの思いを人形や歌に込めて披露しました。

令和6年能登半島地震における復旧・復興はまだまだ続きます。私たちも今後継続的に、子どもたちや保育士の皆様にちょっとした“楽しい”を届けられるようにゼミナール内で話し合っていきます。輪島市立松風台保育所の皆さま、ありがとうございました!また子どもたちや保育士の皆さまにお会いできる日を楽しみにしております!

学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 U・Nさん(富山県 第一高等学校出身)
一番印象的だったのは、“ぼよよん行進曲”のときに用いたビブラスラップを使う度に子どもたちが飛び跳ねるところでした。楽しそうに踊っていて私たちまで笑顔になりました!
また、子どもたちはもちろん保育士さんたちもノリノリで踊ってくださって嬉しい気持ちになりました。そのような保育士さんの姿を子どもが見て、笑顔で踊っている子もいたので、保育士さんの楽しそうな姿は子どもの笑顔にもつながるのだと気付くことができました。

人間科学部こども学科 3年次 T・Tさん(石川県 金沢高等学校出身)
“ブレーメンの音楽隊”で動物が登場する時に子どもたちが反応してくれたり、笑い声が聞こえてきたりしていたので楽しんでくれていたのではないかと思いました。
私は“ねこ”の人形を製作することと演じることを担当しました。登場シーンで「ねこ!」と言ってもらえたことや、人形劇後に「なんの動物がいた?」と尋ねると、真っ先に「ねこ!」と答えてもらえたのがとても嬉しかったです。