地域連携・研究

『地域連携による地域貢献活動』推進事業

「地域連携による地域貢献活動」推進事業とは

SDGs産学地域連携センターでは、地域フィールドを舞台とした教育研究活動を通して、課題解決能力と地域の活力となる新たな知を生み出す力を持った人材を育成することを目的に、地域の課題やニーズを確認しつつ、関係団体と連携して地域の活性化に寄与する活動を推進する事業です。

事業対象

金沢星稜大学、金沢星稜大学女子短期大学部の教員とゼミナール等の学生団体が、専門的な知見と情熱ある行動力を活用し、関係団体と連携して地域の活性化に結び付ける活動を対象としています。
  1. 教育活動の一環として行われる取組であること。ただし正課授業(ゼミや授業等)以外の活動であること。
  2. 本学の他の教員及びゼミナール等の学生団体と連携して取り組むことができるものとする。
  3. 他大学の教員及びゼミナール等の学生団体と連携した取組も可能とするが、活動の運営や費用の支出において本事業の目的に沿った内容であること。
  4. 学内及び国、県、市町のほか諸団体の各種助成の対象となっている事業は除く。
  5. 関係団体とは、地方公共団体、公共的団体、NPO・一般社団法人など非営利活動を行う団体とする。なお、企業等による同様の主旨の事業も対象に含む。

2024年度採択実績

高大連携による観光実践プロジェクト

代表者 石川 美澄 教授(経済学部)
学内連携者 石川ゼミ
関係団体 石川県立金沢商業高等学校 商業科
活動内容 石川県立金沢商業高校観光サービスコースと連携しながら、石川県内の観光振興ならびに観光を通じた地域課題の改善に取り組みます。具体的には、石川県内の観光資源を組み合わせた旅行商品造成を行い、学生・生徒間の意見交換やプレゼンテーション、試験実施(モニターツアー)を重ね、一般流通が可能なレベルの旅行商品造成を目指します。

津幡町河合谷地域活性化プロジェクト

代表者 石川 美澄 教授(経済学部)
学内連携者 石川ゼミ
関係団体 瀧本 裕士 教授(石川県立大学生物資源環境学部)、瀧本研究室、津幡町河合谷公民館
活動内容 2023年度は、「夏」という季節に地域資源の利用が集中していたという課題に対する取り組みとしてオータムフェスティバルの開催を企画し実行しました。2024年度は、昨年度に引き続き河合谷公民館との連携に加えて、新たに石川県立大学瀧本研究室との連携を図りながら、より地域の歴史や自然資源・文化資源を利用したり、その魅力を発信したりするような活動を実施します。

地域資源をWEBに残すウィキペディアタウンプロジェクト

代表者 佐藤 将 講師(経済学部)
学内連携者 佐藤ゼミ
関係団体 映像ワークショップ合同会社
活動内容 わが国には多くの歴史資産や文化的に価値のある地域資源があります。これらは写真、映像フィルム、カセットテープ等のオールドメディアで残されているものもありますが、記録装置の劣化等で失われたものも多くあります。そこでウィキペディアタウンと呼ばれる、地域資源のウェブ記事として編集し、掲載する活動を通して地域資源の永続的な伝承を取り組む活動を行っていきます。この活動を通して、地域住民や地域外の人で郷土の伝統芸能や文化に興味のある人々に対して、地域の歴史や文化の継承について考えるきっかけづくりの構築を目指します。

白山市の持続的発展に向けたデザインとマーケティングの実践活動

代表者 牧野 耀 准教授(経済学部)
学内連携者 牧野ゼミ、辰巳 佳彦 助教(女子短期大学部)、辰巳ゼミ
関係団体 まっとうまちなか協同組合
活動内容 本活動では,つるべとられて秋祭りのデザインとマーケティングを通して,白山市におけるにぎわい創出やSDGsの推進に取り組みます。具体的には,学生がまっとうまちなか商店街,松任高校生や白山市役所など白山市の様々な団体と連携しながら,多くの人が楽しめて地域の持続可能性に資するお祭りになるよう学生企画イベントやポスター作製,SNSでの発信などの実施や,お祭り全体のコンセプトデザインやマーケティングを行う取り組みです。学生にとって,これまでの学びの活用方法を,実践的に身に付ける場となります。地域にとっては,多様な主体と関わる中で,地域の個性を活かしつつ,持続的な発展について検討する場,関係人口の獲得の機会となります。

令和6年能登半島地震で被災した保育園等において“楽しさ”を届ける活動

代表者 連 桃季恵 講師(人間科学部)
学内連携者 連ゼミ
関係団体 輪島市立松風台保育所
活動内容 令和6年1月1日に発生した地震により、能登の保育現場は建物の被害だけでなく、保育士等が不足するなど、これまでとは違った環境のもとで子どもの生活を守っています。子どもだけでなく、保育士等自身も被災している中で、私たちに何ができるのでしょうか。震災直後において私たちにできることは少なかったですが、今後(復旧・復興)においては、大学だからできること、保育士等を目指す学生だからできること、音楽や表現などを専門とするゼミだからできることを模索し、子どもたち(保育園等)に“楽しい”を届ける活動を継続的に実施していきたいと考えています。

身体教育の在り方を考える —仮想空間における身体知の形成に関する教員及び学生との探究的活動—

代表者 丸井 一誠 准教授(人間科学部)
学内連携者 丸井ゼミ、島倉 晴信 特任准教授(教育支援センター)
関係団体 石川県小学校体育研究会(金沢市体育サークル)
活動内容 今日の教育分野においてはICT技術が普及・活用されている状況ではありますが、まだVRゴーグルを活用した実践事例は少なく、その教育効果や安全性については詳細な検証はされていない現状があります。本活動では新たな価値観に抵抗感が少なく、柔軟な発想をもって取り組むことが期待できる学生と教育経験が豊富で、とりわけ体育科に興味・関心が高い小学校教員とともに、VRゴーグルを用いた実践的な研修を通じて、今後の児童・生徒に対しての身体教育の在り方について検討したり、その可能性について協働的に探究していくことを目的としております。

志賀町小学生英語教育実践プロジェクト+(プラス)

代表者 前田 昌寛 准教授(人文学部)
学内連携者 前田ゼミ、清水 和久 教授(人間科学部)、清水ゼミ
関係団体 くまの地域づくり協議会
活動内容 「石川県志賀町の活性化」と「人文学部生の英語スキル」、そして「人間科学部生の子どもへの指導スキル」が活かされる相互協力の場としてのプロジェクトです。志賀町の小学生に国際交流の素晴らしさや英語を使う楽しさを伝えながら、ふるさと石川の良さを互いに学ぶものです。今年度から年間をとおした継続的な取組を行います。台湾の小学校との交流、英語を使ったアイスブレーク活動、英語の歌やクイズなど、 海外の同年代の子どもたちと交流し、自然に英語に親しめる活動を企画しています。

金沢市をフェアトレードタウンにする活動

代表者 高原 幸子 准教授(人文学部)
学内連携者 坂井 紀公子 准教授(人文学部)、中原 聖乃 准教授(人文学部)、中尾 真和 教授(経済学部)、FTGs、食☆活
関係団体 フェアトレードタウン金沢推進委員会
活動内容 この取り組みは、途上国の生産者の自立と労働環境を整える取引となるフェアトレード製品(コーヒー、紅茶、チョコレート、布製品など)を、地域において流通させ、同時に金沢市を日本で7番目のフェアトレードタウンにする目的を共有します。そのために、環境、福祉、能登震災支援の活動を地元で行っていきます。国際交流祭りや、エシカルマーケットなどのイベントにも出展します。現在まで、リサイクルサリーのミサンガづくりや、フェアトレードドリップコーヒーのパッケージデザインなどのワークショップを出展の際には行ってきています。

「地域連携による地域貢献活動」推進事業これまでの活動

お問い合わせ

金沢星稜大学 SDGs産学地域連携センター

〒920-8620 石川県金沢市御所町丑10番地1
TEL 076-253-3985
E-mail:chiiki-renkei@seiryo-u.ac.jp