地域連携

【地域連携/連ゼミナール】輪島市立松風台保育所に2回目の訪問をしました!~マリオネットを用いた音楽劇~

2024.12.09

11/07(木)

2024年度『地域連携による地域貢献活動』推進事業に採択された「令和6年度能登半島地震で被災した保育園等において“楽しさ”を届ける活動」では、人間科学部こども学科の連ゼミナールを中心に、今後の震災復旧、復興において大学生だからできること、保育士等を目指す学生だからできること、音楽や表現などを専門とするゼミだからできることを模索しています。

今回は、7月の訪問に引き続き、2回目の訪問となりました。前回の訪問では、子ども達が学生たちに慣れておらず、劇をみていても反応しにくかった子どもが多かったのではないかという反省をもとに、「まず子どもたちと遊んでから、劇を披露するのがいいのでは!」といった学生の意見がありました。そのため、所長先生にその旨お伝えし、まずは子どもたちの好きな遊びを一緒にさせていただき、その後、マリオネット(操り人形)を用いた音楽劇を披露しました。そのおかげでしょうか、子ども達は音楽劇の初めから様々な反応を見せてくれました。

音楽劇には、“きらきらぼし”、“おもちゃのチャチャチャ”、“トルコ行進曲”に加えて、前回にも披露した“ぼよよん行進曲”を挿入しました。自然と子ども達が歌いだしたり、マリオネットに心を寄せる言葉を発したり、遊びだけでなく音楽劇をとおしても子どもたちとのやり取りを多く持つことができました。

学生のコメント

人間科学部こども学科 3年次 M・Rさん(石川県 星稜高等学校出身)
今回の活動では自由な発想で一からオリジナルの劇を作ることができてとても楽しかったです。子どもと会話することが多い役として参加して、自分の問いかけに子どもたちが真剣に答えてくれたり、笑顔になったりしてくれたことが、子どもたちの純粋さを改めて感じて可愛いなと強く思いました。その後も子どもたち自らきらきら星を歌ったり、ぼよよん行進曲を笑顔で踊ったりと、一緒に劇を作っていく感覚がとても楽しかったです。子どもたちの協力もあって成功した劇だなと思いました。

人間科学部こども学科 3年次 K・Kさん(富山県 南砺福野高等学校出身)
子どもたちは、4か月前に学生が来たことを覚えていて、「ブレーメンの音楽隊やった!」や「楽器覚えてる!」などと反応があったのが印象的でした。私は、木製のあひるを担当しましたが、マリオネットのくちばしで鉄琴を鳴らし、きらきら星を弾くと、それに合わせて子どもたちが歌っていたのが一緒に舞台を作っているような感じかして、とても嬉しかったです。お別れの時間になると、まだ遊びたかったと言っている子どもがいて、楽しんでもらえてよかったと感じました。