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【金沢星稜大学市民講座】(第106回)「運動+認知トレーニングで健康寿命を延ばそう」を開催しました

2024.12.19

11/9(土)

井川貴裕助教が、標題のテーマで講座を行いました。

今回の講座では、健康寿命延伸のための運動として近年注目されている「デュアルタスク運動」についてをとりあげました。
「デュアルタスク運動」とは、運動と認知課題を同時に行うもので、転倒および認知症の予防に効果があるとされています。


現在の日本は超高齢化社会と言われており、高齢化率は約29%となっています。健康寿命を終えると介護が必要な期間になるため、健康寿命延伸のための取り組みが重要視されています。
介護が必要となる原因は、骨折・転倒が多く、これを防ぐためには、運動と認知トレーニングが効果的です。高齢化に伴いフレイル(虚弱)の割合が増え、それが寝たきり等につながるので、その予防に努めることが大切です。

座学において「デュアルタスク運動」の重要性を学んだ後、今回は参加者の皆様と一緒に家庭でもできる「デュアルタスク運動」を実際に体を動かしながら体験していただきました。
まずは、認知能力の維持のために、色読みテストをしました。これは、書いてある文字にとらわれずに色を答え、次に色にとらわれずに書いてある文字を答えることを交互に行うものです。次に手足動かしながら(運動)この色読みテスト(認知課題)を同時に行いました。なかなか苦戦しながらも楽しく実践していただけたのではないでしょうか。

参加者の方からは、「とてもわかりやすく日常生活に取り入れていこうと思います」「楽しく運動できる方法が学べて良かった」などのお声をいただきました。

ご参加ただいた皆様、ありがとうございました。