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【金沢星稜大学市民講座】(第107回)「やさしくわかりやすい経済学と世界をとりまく国際経済学の基礎」を開催しました

2024.12.23

11/16(土)

川島哲経済学部教授が、標題のテーマで講座を行いました。

今回の講座では、私たちの身近な事象について経済学の基本的な考え方をわかりやすく紹介するとともに、日本をとりまく世界について考えるための国際経済学の基礎的内容についてお話してただきました。

経済学とは、希少なる財(形があるもの)・サービス(形がないもの)をいかに配分していくかを突き詰めていく学問です。無限である欲望、有限である資源、予算制約の中からいかに財・サービスを得るのかを考える言わば選択の科学といえます。 講座内では、市場・財とは何か、需要と供給について、円安、円高の仕組みなど経済学の基本的な知識を学んでいただきました。

後半は、国際経済学についてです。 国際経済学とは、国々の間の経済関係に関わる事象を考察する学問です。 今回は、GATT(関税および貿易に関する一般協定)、WTO(世界貿易機関)を取り上げました。また、外務省によれば166か国・地域が加盟しているWTOですが、各国の事情がぶつかり合い話がまとまりにくいという現状をふまえ、少数の国で交渉が可能な地域貿易協定(FTAやEPA)へ移行しているなど世界の貿易についての現状や問題点についてもお話していただきました。

参加された方からは、「経済学における用語の細かい定義と現代の世界の経済状況を学ぶことができました。」、「学び直すことができ、新しく知ったり深く知ったりすることができました。学ぶことは楽しいと感じることができた講座でした。」といったお声をいただきました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
(文責:総合研究所)