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【金沢星稜大学市民講座】(第108回)「従業員エンゲージメントとは?-楽しく働く、はたらいてもらうには?-」を開催しました

2024.12.26

11/30(土)

梅田充経済学部准教授が標題のテーマで講座を行いました。

近年、働き方改革やワークライフバランス、人的資産経営などが重要視され、人が仕事にどう向き合うべきか注目が集まっています。そこで今回は、「従業員エンゲージメント」の観点からどうしたら楽しく働く、はたらいてもらえるかについてお話していただきました。

「従業員エンゲージメント」とは、活力をもって仕事に熱中する状態、要するに自らすすんで楽しく働く状態を指します。 現在、世界中の企業が人材確保の問題を抱えており、従業員に長く働いてもらうためにどのようなマネジメントを行うべきなのかが議論される中で従業員エンゲージメントが注目されるようになりました。 また、従業員エンゲージメントは企業のポジティブ要因(高業績の追求や有能人材の確保など)だけでなく、ネガティブ要因(従業員の心理的負荷)の両側面の課題解決にも有効であり、企業価値を高めることができるとも言われているのです。

従業員エンゲージメントを高めるためには、自分の仕事が会社のビジョンや戦略にどのように結びついているかを理解することと、部下が行った仕事や決定を尊重しフォローしてくれる、サーバントリーダーシップをもつ上司がいること、この2点が重要であり、従業員エンゲージメントが高まると利益率や生産性の上昇、顧客・従業員満足につながるなど様々な面でレベルアップを可能とするとし、講義をしめくくりました。

参加者の方の中には、労務管理を担っていらっしゃる方や、自身で会社をされている方もいらっしゃり、従業員が働きやすくするためにどうすればよいかを考えるよい機会になったのではないでしょうか。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
(文責:総合研究所)