地域連携

【いしかわ共創インターンシップ/合同発表会】野林ゼミナール×株式会社丸一観光

2026.03.09

2/24(火)

学内の大講義室にて、経済学部の5つのゼミナールが「いしかわ共創インターンシップ」での取り組みを報告する合同発表会を開催しました。

「いしかわ共創インターンシップ」は従来の「職場体験型」とは異なり、企業が提示する企業の課題に対し、現役学生が解決策を導き出すまでの過程を体験する「課題解決型」のインターンシップです。5ゼミナールの学生たちは『石川県中小企業家同友会』に所属する県内企業5社とタッグを組み、半年間の取り組みの中で調査・検証を重ねながら経営側の視点と目線を養ってきました。

これまでゼミナール単位での個別報告会は実施されてきましたが、5ゼミナールが発表内容を共有するのは今回が初めて。会場にはパートナー企業の関係者のほか、『石川県中小企業家同友会』の会員である他の企業関係者も駆けつけ、それぞれの成果を見届けました。

野林ゼミナールの発表の様子

佐藤ゼミナール、土屋ゼミナールに続いて3番目に登壇したのは、野林ゼミナール(指導教員:野林晴彦教授)のゼミ生です。
七尾市を拠点にバス事業や観光事業を営む『株式会社丸一観光』から示された「バス運転手の確保に向けた打ち手」と「企業として地域のためにできること」という課題に取り組んできた4つのグループが、ゼミ内での報告を経るごとに「学生らしさ」を重ねた企画を続々と披露しました。
発表後、野林教授は出席者に向け、今回の各グループの発表内容がエッセンスに留まるダイジェスト版であるという前提を強調し、実際は現状分析や他事例の調査、それらを踏まえての提案まで「内容の濃い取り組みができた」と振り返りました。そして、節目ごとに的確なアドバイスを提供したパートナー企業の対応に、改めて感謝の意を伝えました。

野林晴彦教授

『株式会社丸一観光』専務取締役の木下恒喜さんは、「業界にいるとどうしても考えが凝り固まってしまうので」という理由から「型にはまらない自由な発想」を求めた経緯を説明し、「実際、思いもつかないようなアイデアも出していただき、非常に面白かったです」と、この日の発表に対しての率直な感想を述べました。また、地域にできることというテーマへの取り組みが能登に思いを寄せるきっかけになったのではとお話され、「今回の縁を大切にしたいからこそ、どんどん能登に来てほしい」とメッセージを残しました。

『株式会社丸一観光』専務取締役の木下恒喜氏

全てのゼミナールの発表が終わった後、見学者として参加した『石川県中小企業家同友会』のメンバーから感想や講評が述べられ、「2025年度課題解決型共創インターンシップ」およびその最終報告会は無事、幕を閉じました。

学生のコメント

経済学部経営学科 2年次 T・Yさん(富山県 富山東高等学校出身)
合同報告会では各グループの持ち時間が短く、エッセンスだけを抽出する必要があったため、どの部分を切り取り、まとめるかという点に苦労しました。本番では企業や業界の現状、他社事例の調査も行った上で提案を…という、個別報告会までにまとめた流れから前提を省き、提案のみを行ったのですが、初見の方も多い場での発表として「やや具体性に欠けていたのでは」という後悔が残っています。
ただ、期間全体を振り返れば、「企業が抱える課題へのアプローチ」という普段の講義では得られない貴重な学びや経験ができました。提案や検討だけでなく調査をしたうえで原因を分析し、構造的に捉えることを意識しながら企業が重要視する価値観も考慮して解決策を模索する日々は、多面的な視点で捉え、考える力を育んでくれたと思います。
今後も「共創インターンシップ」で身に付けた「課題を構造的かつ多角的に捉える力」を意識して行動し、自身の課題解決や意思決定に生かしていきたいです。