国際交流

【国際交流】第3回Global Eyes Seminar

2021.07.01

6月17日(木)

「Global Eyes Seminar」は、国内外の様々な業界で働く講師をお招きして、学生と世界を繋げること、学生が世界をその目で見渡せるようになること、そして学生の挑戦を後押しすることを目的として行っているオンラインセミナーです。

第3回目の講師は、アメリカの大学を卒業後、27年間ニューヨークに在住、現在、U.S. Japan Publication N/Y, Inc.という会社で全米版ビジネス情報誌「企業概況ニュース」の編集長として、在米日系企業のエグゼクティブや著名人を多数取材しながら、日系企業の北米市場進出をサポートされている菱田直樹さんです。

菱田さんには、「“行動”すれば自信につながる~日本を飛び出す勇気~」というテーマで、日本が世界からどう思われているのか?英語はなぜ必要なのかなど、ますますグローバルになっていく社会で、これからを生き抜くためのヒントについてお話いただきました。

日頃から、日本に関して調査をしているという菱田さん。世界から見た日本の印象や分析結果についてもお話され、日本に住み続けている学生たちにはなかなか見えない部分について情報を共有していただきました。また、世界の重要な情報の多くが英語で共有されるという事実から、英語を学びそれを使って情報をとる大切さについても触れられました。

ニューヨークで活躍する日本人ビジネスパーソンから、「一度海外に出て、外からみた今の日本はどうなのか、ぜひ自分の目で確かめてほしい。そして日本人として誇りを持つ人間に成長してほしい」と、熱いメッセージが送られました。

学生のコメント

経済学部経営学科 2年次 T・Tさん(石川県 金沢伏見高等学校出身)
菱田さんのお話の中で印象に残っていることが3つあります。
1つ目は、「世界は自分が思っているより広い。世界を知ることで、日本の良さに気づき誇りを持てるようになる」という言葉です。この言葉は異文化について学ぶ際の学習の姿勢を変えてくれました。今まで海外の異文化を学ぶ時に、日本と比べたことがなかったのですが、これからはそういったことを意識していくことで日常の中で幸せやありがたみを感じる瞬間が増えると思いました。

2つ目は、ラーメンに関するお話です。日本でラーメンといえば安くササっと食べるモノというイメージだと思います。しかし、アメリカではデートでラーメン屋を訪れ、お酒を飲みながら食事するため6000円ほど支払うと聞いて、価値観の違いにとても驚きました。ラーメンという身近なモノに大きな価値観の違いがあることを知り「他にはどんな違いがあるんだろう。もっと知りたい」という気持ちになりました。
3つ目は、アメリカ人が抱く日本のイメージについてのお話です。食では「寿司や和食」産業では「車や家電」娯楽では「アニメや漫画」がとても素晴らしいと思われていると聞いて、日本人としてうれしい気持ちになりました。しかし、お話の最後に日本についてあまり知らない人も多くいると聞き、自分は海外について知ろうとするだけでなく、日本のことを伝えていくべきなんだと気づかされました。

私は大学入学当初から留学に興味を持っていましたが、言語の壁や馴染めなかったらどうしようという不安を感じて行動に移せずにいました。そこで今回のセミナータイトルである「行動すれば自信につながる~日本を飛び出す勇気~」にとても目を引かれ、セミナーを受講しました。セミナーを聞いて身近なところにも大きな価値観の違いが存在しているということを知って、もっと知りたいという気持ちになりました。また、日本のアニメや漫画は私の想像以上に海外で人気があると知り、留学先で話をするきっかけになることを知りました。これからはオンライン留学に積極的に参加し、大学生のうちに海外留学へ行こうと決心しました。