地域連携

【地域連携】いしかわ里山塾成果報告会を開催しました!

2024.02.27

2/13(火)

「いしかわ里山塾」は「能登の里山里海」世界農業遺産活用実行委員会(事務局:石川県里山振興室)から本学への委託事業として実施されており、今年で活動は6年目を迎えます。 同じく委託を受け、活動を行っている金沢大学川澄ゼミナールの皆さんを交え、2023年度の成果報告会を実施しました。

本学の大久保学長が、報告会開催にあたり、「2024年1月1日に発生した"令和6年能登半島地震"発生後、能登で起きているインフラや過疎化、高齢化の問題は能登半島特有の問題ではなく、日本全国共通の課題であることを強く認識させるものとなりました。震災発生後、従来にも増して能登半島を気にかけてく必要性が高まる中で、このいしかわ里山塾の取り組みをぜひ、単なる復旧ではなく、次の災害発生に備え、以前よりも強靭な地域づくりを行う『創造的復興』へつなげてほしい」と挨拶しました。

報告会では、「地域を地域の人と一緒に盛り上げていきたい」という同じ想いのもと、全く違うアプローチで行ってきた今年1年間の活動内容を報告しあいました。また、報告後は、川澄ゼミナールの学生の皆さんを含め、これまでの学びや気づき、これからの展望を話し合いました。このいしかわ里山塾での取り組みを学生それぞれが生まれ育った地域へも持ち帰り、生かすことができるよう、今後も能登とのかかわりを持ち続け、これまで築き上げてきたつながりをより強固なものとしていきます。

学生のコメント

人間科学部スポーツ学科 4年次 T・Yさん(石川県 星稜高等学校出身)
成果報告会を通して自分たちがやってきた活動について振り返ることができました。また、金沢大学川澄ゼミの活動を聞き、学ぶことがたくさんありました。
僕たちに共通していることとしては、「その地域のため、地域の方々のため」に地域の人と一緒になって活動しているということでした。周囲の人を取り込みながら少しずつ輪を広げている活動であることが1番の気づきでした。加えて、金沢大学の皆さんとのワークショップを実施したことにより新しい視点や考えを知りました。
地元住民にとっては「日常」であっても側からみれば「魅力」であるということをどう伝えていくかが大切だと考えます。来年度から学生ではなくなりますが、後輩たちのサポートやこのコミュニティの輪を広げていきたいと思います。

人間科学部スポーツ学科 3年次 T・Yさん(石川県 羽咋高等学校出身)
成果報告会を通して、改めて自分たちの活動を振り返ることにより、この活動での学びを大呑地域はもとより、自分自身が生まれ育った地域でどのように活かすことができるかを考えるきっかけにもなりました。また、金沢大学の皆さんとのワークショップでは、「キーパーソンとのつながり」が必要という話もありました。
今回の活動は1人では絶対にできない、地域の輪があったからこそできたものです。この地域の輪を広げていくために自分から積極的に地域行事に参加し、地域を盛り上げることができるような人間になりたいと感じました。来年度は大呑地域だけでなく、自分が居住する地域でもアクションを起こしていきたいです。