国際交流

【国際交流】第7回Global Eyes Seminar

2022.01.11

12月23日(木)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、引き続き海外研修等の実施が困難な状況が続いていますが、こうした状況でも学生一人ひとりが世界に目を向けて、様々な人の考え方に触れるきっかけづくりとして、オンラインセミナーを実施しています。国内外の様々な業界で働く講師をお招きして、“学生と世界を繋げること”“学生が世界をその目で見渡せるようになること”“学生の挑戦を後押しすること”を目的としてこのセミナーを引き続き実施予定です。

第7回目の講師は、元カタール航空キャビンアテンダントの笹山絵美さんを講師にお迎えしました。笹山さんは、長年の夢だったCAとなり、中東のカタール航空で、エコノミークラス1年半、ビジネスクラス・ファーストクラス専属のCAとして7年間、世界各国の路線に乗務されました。現在は、バイリンガルヨガインストラクターとして金沢で活躍されています。
笹山さんには、「心がワクワクする生き方 ~直感に従いグローバルな世界へ〜」というテーマで、ポジティブシンキング、挑戦する姿勢、努力を惜しまない心、後悔のない生き方などについてのヒントを、ご自身の経験を基にお話いただきました。

幼いころからの夢であるCAになることを家族に反対され続け、本当につらかったけれど、「一番の味方は自分自身」で、いかに自分のことを信じることができるかが大事と語る笹山さん。5回目の挑戦でカタール航空に合格。CA受験は、合格するまでとても大変ですが、それでも大切なのは、夢を叶えるまでの過程を楽しむこと、そして今やっていることに集中して一生懸命取り組む事とのことでした。

CAは内定が出ても、そのあとのトレーニングはもっと厳しく険しい道を乗り越えて行かなければならず、そんなカタール航空でのキャリアで学んだ事は、大きく次の三点と語っていました。

①コミュニケーションの大切さ。
仕事の生産性が決まるのはコミュニケーションの量。
②リーダーの在り方。
人の上に立つ人は、口だけでなく行動で示す事。リーダーシップについて仕事を通して学ぶ。
③物事を継続する大切さ
小さな事でも、いつかは絶対に役に立つ。

笹山さんは、「ユニーク」という言葉が好きだそうで、「他の人が経験したことの無い人生を送ることで、経験値が高くなり、本当に大きな財産になる。他人の期待に応えるよりも、自分の期待に応え、一度きりの人生を楽しみましょう」と話されていました。
最後に、笹山さんから「もし、“グローバルに働く”という言葉に少しでもドキっとしたなら・・・、その直感を信じて、『もし失敗したら?』『周りがこうしなさいと言っているから』という理由で躊躇せずに、是非挑戦して行動してほしいと思います。積極的に海外と関わりを持つことで視野が広がり、様々な経験を積むことで人生が豊かになります。現在コロナ渦で海外には自由に行き来できませんが、望みは決して捨てず、執着することもなく、今取り組んでいる事から何かを学ぶという姿勢で日々楽しく過ごしてほしい」と学生に向けて、熱い応援メッセージが送られました。