ゼミナール

Department of Business Administration

経営学科/ゼミナール

「地域」をマネジメントする力を、実践の中で身に付けていく。

経済学部共通のテーマは「地域」。
地域を舞台に、ゼミごとにさまざまな観点から地域の活性化を目指した研究活動を展開しています。

 

Department of Economics Seminar

教授:大貫 一/大屋 貴裕/杉山 裕子/中尾 公一/野林 晴彦
准教授:梅田 充/高間 佐知子/牧野 耀
講師:中島 隆広
特任准教授:北本 泰則
【大貫ゼミナール】会計の応用力を身に付けよう

会計とは、人間の知恵を反映する器・道具(ツール)です。このゼミは、会計実務に即して、会計とは、どのような情報を、どのように組み立てて行くのかを理解し、その使い方に慣れ親しんで貰うことを目指します。具体的な学習項目は、①簿記会計、②経営分析、③管理会計(含む、原価計算)、④税務会計(法人税、所得税、消費税、給与計算など)などから、受講生と相談しながら決めることにしています。 適宜、資格試験の支援を行い、4年次には卒業研究論文の完成を目指した活動も行います。

身につく力

会計の実務能力を養うとともに、会計情報を分析して論理的に説明できる力が身に付きます。

【大屋ゼミナール】税会計実務の研究

税の実務の内容について研究することで社会人の素養を身に着けます。1年、2年で学習してきた簿記・会計の知識や法律の理解を前提として、そのような知識が税の現場においてどのような役割を果たしており、どのように使用されているのかについて考え、社会生活を生き抜くための知恵を養います。 法人及び個人所得計算のための会計実務として、コンピューター会計演習を行い、実務における簿記や会計の必要性を実感するとともに、社会において発生する課税関係を確認します。

身につく力

会計ソフトを利用することができるようになり、より実践的な会計の意義が明確になります。相続税法や消費税法などの課税の概要を理解することで、今後の人生を予測する手段を手に入れることができます。

【中尾ゼミナール】経営学の理論的視点から組織づくりと事業づくりを考える

本ゼミでは事業づくりと、組織づくりと事業づくりに焦点を当てて、ゼミ生が経営学の理論的視点を理解し、各ゼミ生が関心をもつ企業や組織の実務との関連の調査研究を行います。特に組織と組織が協働して何らかの社会的価値を創造しているような事例を探し、組織間協働が生まれる背景、課題、社会的価値を生み出す流れや文脈を理解することを目指します。またゼミ生同士が互いの興味・関心を説明した上で、互いに率直な疑問を提示し、建設的な改善提案を加えながら、ともに学び、成長することを目指します。

身につく力

将来の就職先や所属する組織の中で、社会的価値を生み出す新規事業を生み出す仕組を理解・解釈する力を身に着けます。

【野林ゼミナール】経営理念と経営戦略

ゼミテーマは「経営理念と経営戦略」です。企業は経営理念に基づく経営戦略を立案し、経営活動を実践しています。経営戦略に関する知識や思考法を有することは、企業に就職する学生、あるいは将来起業を考えている学生にとって重要です。前期は、指定された専門文献を読み、ディスカッションを中心に行います。後期は、実際の企業の経営戦略について、グループもしくは個人で二次資料を中心に調査分析を実施します。結果についてはゼミ内で発表共有し、議論します。

身につく力

経営戦略に関連する知識や思考能力を身につけ、卒業研究やビジネスに必要となる情報調査能力や分析考察力を習得します。

【杉山ゼミナール】この競争社会で勝つ方法を知る

あなたは、数あるスマホの中からなぜ iPhone を選んだのでしょう?なぜドトールではなくスタバを選ぶのですか?いまや企業間における技術的水準は同質的になり、製品やサービスの差別化は難しいと言われる中でしかし、私たちは確実に「ある特定の商品」を選んでいるのもまた事実です。このゼミでは一般的に「強い」とされている企業の強さの要因をマーケティング戦略の視角から読み解いていきます。ただし、マーケティングの手法を身につけるというよりはむしろ、戦略的に考える力や物事の構造をとらえる方法を修得することを目指します。

身につく力

あるひとつの経営学論理を使って、日常的な物事をより深く考え、本質を見抜く力を身に付けます。

【梅田ゼミナール】地方創生のための経営管理

モノの本質を見抜く力であるアナロジー思考を毎回のディスカッションで養います。また、卒業研究は、「戦略管理」を基礎として学生それぞれが興味のあるテーマを設定し、研究を進めていきます。 また、ゼミ外活動として、白山市事業や共創インターンシップを通じて、SDGsの実現に向けた方策にも取り組みます。

身につく力

アナロジー思考により、研究能力、ビジネス能力を鍛えます。また、戦略管理の視点から研究を行うことでマネジメント・コントロールが身に付きます。

【高間ゼミナール】アクティブラーニングに基づく調査研究
ゼミでは特定のテーマを設定していません。アクティブラーニングすなわち学生の主体性を重視しており、学生が自主的にテーマを設定し、各自のテーマについて調査報告を行ってもらいます。したがって、テーマは多岐にわたり、地域の活性化やブラック企業といった社会問題、スマホやネット通販といった身近なものを題材とした問題、ゲーム、アイドル、映画といった趣味を題材とした問題、競馬などの公営競技を題材とした政策制度的な問題、などです。このような興味関心のある題材を経済、経営、法律という学問的な視点で分析をしていきます。また学生の意向により、裁判傍聴などの学外研修も実施することがあります。

身につく力

  • 各自のテーマで研究調査を行うことで、学問的調査能力や分析力といった調査研究に必要な基礎的能力を身につけることができます。
  • ゼミでは必ず個別に調査報告を行うので、プレゼンテーション能力を身につけることができます。
  • 他者の報告を聴き、質問やアドバイスをしてもらうので、質問力やコミュニケーション能力を身につけることができます。
【牧野ゼミナール】デザインとマーケティングで、製品/サービスやブランドを企画しよう。
  • デザインの思考とマーケティングの視点を活用して、新しい製品やサービスを考えます。
  • 地域や企業と連携した、実践の場で、グループで力を合わせながら、新しいモノに向き合う力を養います。

身につく力

  • これまでにない新規性の高いアイデアを企画として提案する経験を積むことができます。
  • 理論を現場に適用しながら、協力して条件に合う形でアイデアをまとめる経験を積むことができます。
  • 自ら問いを立て、テーマを設定し、取り組む力を身に付けます。
【中島ゼミナール】データの定量的分析

現代社会では様々な活動がデータとして蓄積されており、そのようなデータから適切に情報を読み取る力の重要性は高まっています。本ゼミナールでは定量的な探究活動を行いながら「目標を定める」「情報 (データ) を集める」「手段・方法を考える」「調査・分析して結果を得る」「結果について考察を加える」「探究成果の発信」などの能力を修得することを目指します。このような能力は卒業研究に必要なのはもちろん、高度に情報化された社会で主体的に生きていくために必要不可欠な能力といえます。

身につく力

定量的な探究活動では、自ら立てた仮説を検証するためにデータを利用します。何の処理もしていない生データだけでは仮説を検証することはできません。そのため、単純な基本統計量(平均、標準偏差、四分位範囲など)や相関係数、ヒストグラムや散布図などの可視化方法を用いることでデータから情報を抽出し、探究テーマの背景知識を組み合わせることにより、仮説を検証するための説得力のある知見を導き出します。本ゼミナールではこのようにデータから価値ある知見を獲得し、自らの主張に説得力を持たせることができる力を身につけます。