ゼミナール

Department of Sport Science

NEWS & TOPICS

スポーツ学科/ゼミナール

学外のさまざまな企業・団体と連携しながら研究活動を展開。
スポーツの「現場」で活かされる力を養います。

Department of Sport Science Field Seminar

教授:新谷 洋介/大森 重宜/奥田 鉄人/櫻井 貴志/島田 一志/西村 貴之
准教授:塩田 耕平
講師:岡室 憲明/笠原 亜希子/門岡 晋/柳川 公三子
助教:井川 貴裕
【新谷ゼミナール】特別支援教育専門演習
本ゼミナールでは、障がい・困難さに対する支援をテーマに、特別支援教育や障がい者スポーツ、支援技術を活用したゲームやパソコンスキルの向上を目指すためのAT(アシスティブ・テクノロジー)スポーツ、支援機器・教材等の内容に取り組みます。特別支援学校や障がい者スポーツ団体、福祉施設、他大学等の様々な外部機関と連携することやボランティア等の実地的な活動を行います。

身につく力

  • 障がい児者と関わることで、特性や困難さを知り関わり方や支援方法を考えることができます。
  • 支援者や専門家等と関わることや支援機器・教材の情報収集等で得られた情報のディスカッションを通して、困難さに対する支援方法の考えを深めることができます。
【大森ゼミナール】「魅せる・身競る」身体運動文化
スポーツを人類学的観点から研究します。スポーツ、武道、舞踊、さらに祭り等で行われる諸行事を「身体運動文化」と捉え調査、考察します。一方、身体技法の視点から体力・運動能力、さらに競技能力とコーチングについて探究します。

身につく力

世界の各地域で祭り、遊び、ゲーム、エスニックスポーツなど身体運動文化は脈々と受け継がれ、民族、国境を超え伝播されてきました。スポーツを取り囲む文化、社会、政治的構造などを理解し、さらにスポーツの本質を知ることができるでしょう。

【奥田ゼミナール】現場で学ぶスポーツ医科学 / パラスポーツにおけるスポーツ医科学
スポーツをスポーツ医学の視点でみる。最大のパフォーマンスは故障とのギリギリのところにあることを知る。

身につく力

現場でのスポーツ医科学を学習し、自らの競技および指導の際に、障害の予防または競技力向上に応用できるようになる。

【門岡ゼミナール】スポーツ現場における“心”を科学する
本ゼミでは, スポーツ心理学に加えて, カウンセリング理論・技法を背景としたアスリートの心理支援法について, 実習(ex.現場でのサポート活動, 教室でのロール・プレイング)を通して学びを深めていきます. また,卒業研究では競技・生涯スポーツや学校教育などで観られる心理学的な疑問や課題について, 個人の興味・関心に合わせてそれらの解明に取組んでいきます.

身につく力

  • 共創(コ・クリエーション)するためのラポール(信頼)形成, コミュニケーションのあり方について実践を通して検討することができます.
  • 体育,スポーツにおける心理的側面を科学的に捉える「眼」を養うと共に,それらを現場で応用するための思考が身につきます.
【笠原ゼミナール】スポーツイベントの「光と影」を考える
現代社会のスポーツは、オリンピック・パラリンピック、W杯、高校野球、市民マラソン、小学校の運動会に至るまで、政治・経済・教育・文化をはじめ、わたしたちの暮らしに密接に関連しています。同時に、メガイベントとしてのスポーツは、メディアや消費者行動との結びつきを通して、その影響力はますます多様化しています。このようなスポーツ活動が世界や日本のどのような社会的背景から生まれ、どこへ向かうかについて、グローバルとローカルの視点で考えます。それは、スポーツが持っている、“社会を変える力”、その”光と影“をとらえることを意味しています。

身につく力

人間が「より早く、より高く、より強く、より美しく」を目指して生き抜くことの“光と影”を、スポーツを専門に学ぶ立場から、人間の「身体」を社会の中心において、読み解く力を身につけます。

【櫻井ゼミナール】スポーツサービスについて考える
私たちは多種多様な「スポーツサービス」を利用しスポーツに接しています。「人々のスポーツ生活を豊かにする」ことを目指し、スポーツサービスを提供する組織は大きなやりがいとともに責任を負います。フィールド活動を通じ、現状を知り、スポーツ経営学(スポーツマネジメント)の視点から課題等について考察していきます。

身につく力

  • 実際に自らが考案したスポーツサービス提供活動を通じ、マネジメントの基礎的能力を身につけます。
  • 組織として活動を通じ、共通目的の重要性、協働する意思、コミュニケーション能力を身につけます。
  • 「豊かなスポーツ生活」のプロモーションについて経営学的な視点から考察するスキルを身につけます。
【塩田ゼミナール】睡眠と健康科学
本ゼミナールでは「睡眠」「健康」をテーマに、健康増進を実践するための課題を自分たちで見つけ、それを解決する方策を導き出すための活動を行います。具体的には、睡眠や運動に関する基礎知識を学びながら、それぞれ興味に応じた実験等の研究活動を行っていきます。

身につく力

  • 運動生理学、健康科学、睡眠科学に関する基礎知識
  • 実験を通したデータの解釈および論理的思考能力
【島田ゼミナール】スポーツパフォーマンスの定量的分析
島田ゼミでは、文献の講読およびスポーツ活動中の身体運動の計測を軸にして授業を進めています。2022年度前期は「The Mike Schmidt Study: Hitting Theory, Skills, and Technique」を講読し文中で提唱されている打撃動作についてのディスカッションを行いました。また、バスケットボール部に所属しているゼミ生は「ホットハンド」と呼ばれる現象について検討した先行研究を講読し、次年度の卒論文作成にむけて研究課題を明確に絞り込むための準備を進めました。
後期は自動追尾装置を用いて野球の投球動作におけるボールの速度や変化量を計測し、各自が設定したテーマに沿ってのデータの考察を行っています。

身につく力

  • 文献から得た知識や計測データから得られた知見をスポーツパフォーマンスの向上に役立てることができる力が身につきます.
【西村ゼミナール】地域団体と連携したスポーツ事業の企画・実践によるプロジェクトマネジメント
地域の課題やニーズを理解し、それに対応するためのスポーツ事業(プロジェクト)の企画・運営を学生が主体となって実践する、「プロジェクト型学習」を全面的に取り入れています。各プロジェクトはプロスポーツクラブ、スポーツNPO、学校、行政、企業など地域の関係団体との連携・協働して行われます。

身につく力

チームでプロジェクトに取り組むことを通じて、スポーツの価値や可能性を高め、それを活かすために必要なコミュニケーション能力、時間管理能力、企画力、調整力、情報発信力、予算管理などトータル的なマネジメント能力を獲得していきます。

【柳川ゼミナール】子どもの主体的な学びを培う教育を考える
本ゼミナールでは、知的障害特別支援学校や特別支援学級、放課後等デイサービス等を訪問し、障害をもつ児童生徒の学びや余暇活動を観察、その様子から子どもの「内面の見取り」に取り組みます。子どもの姿から内面を解釈し、学生同士が「対話」を通じて子どもの理解を深めていきます。他者に傾聴する対話力、子どもの思いを尊重する姿勢、子ども目線の観察力といった子どもの「主体的な学び」の実現に重要な資質・能力を培います。

身につく力

  • 仲間との「対話」を通じて自身の「当たり前」を問い直し、多面的、多角的な視点や柔軟な思考力を身につけます。
  • 他者の「見方」に傾聴し、事実を根拠としながら協働的に学び合い、高め合う力を身につけます。
  • 知的障害や発達障害の特性を理解し、個々の実態に応じた学びを支援するために必要な「内面を見取る力」と「見取りに基づく指導スキル」を身につけます。